共生社会に向けた懇談会を開催

11月19日(日)、塩尻市のふれあいセンター広丘で、「塩尻市の共生社会の実現に向けた懇談会」を行いました。この懇談会の趣旨は、「共生社会の実現に向けて、障害児を育てているご家庭の声を、塩尻市第6次総合計画に反映していただくこと」です。

当日は、塩尻市の百瀬市長はじめ、塩尻市、塩尻社協、市議会議員の方々が10名、障害児を育てているご家族が10名、市民の方が4名参加しました。

ご家族からは、一人一人、お子さんについて、また、お子さんを育てていて困っていることや不安なことをお話していただきました。「障害がある子どもを保育園に預けられず、仕事を辞めなければならなかった」「障害がある子どもの入院の付き添いをするとき、兄弟を預けられる先がない」「子どもの卒業後の居場所が市内になさそうで不安」などといったお話がありました。

障害がある子どもを育てていくためには、障害がない子以上に行政などの支援が欲しいと感じる場面が何度もあります。ですが、現実は、障害児、特に重度の障害や医療的なケアがある子どもたちの子育ては親任せになっていることが多くあります。これは、塩尻市に限ったことではありません。

今回、塩尻市は、「重度の障害がある子どもたち、医療的ケアがある子どもたちの実態を、まずはしっかりと知りたい」と、みなさん休日にも関わらず、多くの方が集まってくれました。たった2時間の懇談会で、まだまだ、伝えきれていないことはたくさんあります。ですが、何事も、知らないと何も始まりません。塩尻市に住んでいる重度障害児、医療的ケア児が、この先、この地域で、地域の一員として暮らしていくための、大切な一歩になったと思います。

今回、障害児を育てている保護者のみなさんには、勇気をもってお子さんのことをお話してもらいました。みんな、子どもたちのことが大好きで、子育て頑張っているな。安心して住める地域にしていかないと。と、改めて思いました。

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