ハロウィンイベントを開催しました!

10月9日、えんてらすにて「ハロウィンイベント」を開催しました。

障害がある子もない子も、ごちゃまぜで楽しむことができるイベントとして開催しました。当日は、障害児やきょうだい児の他に、地域のお友達もたくさん参加してくれ、会場が満員になりました。

前半は、ハロウィンにちなんだゲームを楽しみ、後半は、子どもたち同士でお菓子交換をしました。

お菓子交換では、子どもたちが、各自、お菓子を用意してきて、一人ずつと交換しました。最初は、知っている子たち同士でお菓子を交換していた子どもたちでしたが、だんだん慣れてくると、初めて会う子たち同士でも声を掛け合い、お菓子を交換していました。会場にいたお友達全員とお菓子を交換することができた子どもたちもたくさんいました!

今回の「ハロウィンイベント」も、普段は特別支援学校に通っている子、地元の学校に通っている子、地元の保育園や幼稚園に通っている子など、色々な子どもたちが参加してくれ、緊張しながらも、笑顔で交流する姿が見られました。インクルーシブ社会の縮図のようなものが見られた気がして、嬉しかったです。また、「たのしかった~!」と、笑顔で帰っていく子どもたちの姿が、とても嬉しかったです。こうしたイベントの繰り返しが、少しでも、共生社会の実現につながっていけばいいなと思います。

最後に、お菓子の準備やイベント当日の付き添いをしてくれた保護者の皆様、イベントでバルーンアートを披露してくれたボランティアの保育士さん、パンとクッキーの販売に来てくれた「森のこびと」のスタッフのみなさん、そして、イベントスタッフのみんな、本当にありがとうございました!

先輩ママのお話

先日、息子さんが重い知的障害をお持ちの方に、高校卒業後の暮らしについてお話を伺ってきました。

息子さんは、現在40代ですが、ご自身の子育ての経験として、

・本人ができること、得意なことが必ずある。それを見つけてあげること。

・親離れがしっかりとできるよう、なるべく他の人に託す時間を作ること。

・先回りして全てやってあげようとせず、本人を待つこと。

・生活の全てをルーティーンにしないこと。

こうしたことを、子育てをする上で大切にしてこられたとお話してくださいました。

お話を伺い、どれだけ重い障害を持っていても、その子なりにしっかりと成長していく。そのことを親がしっかりと信じて育てていくことが、その子なりの「自立」につながるのではないかと思いました。

塩尻市社会福祉協議会「なずなの家」の視察

9月14日、塩尻市広丘野村にある生活介護事業所「なずなの家」の視察に行ってきました。

「なずなの家」は、塩尻市唯一の生活介護事業所で、毎日15名ほどの方が利用されいます。重度の肢体不自由がある方、医療的ケアがある方、行動障害がある方など、様々な方が利用されているます。また、利用者さんの年齢層も幅広く、10代の方から60代の方まで利用されています。共生型通所介護施設の認定を受け、介護保険サービスも提供できるようになっているため、障害がある方が65歳以上になっても、引き続き「なずなの家」を利用することができます。ご高齢になっても、慣れ親しんだ場所に通い続けることができるというのは、障害がある方々にとっては、とても安心できることだなと思いました。

利用者のみなさんは、午前中はみなさんで散歩に出かけることが多く、午後は自由時間があるとのことで、この日も、利用者さんとスタッフの方々が楽しそうに散歩に出かけて行かれました。施設には特殊浴槽があり、自宅での入浴が難しい方は、「なずなの家」で入浴されているということです。

とてもあたたかい雰囲気の「なずなの家」でしたが、他の事業所同様、働いてくださる方々の確保が難しく、新しい利用者さんを受け入れることがなかなか難しい状況だということです。障害者福祉業界の人材確保の課題については、「まめまめの会」でも、色々な立場の方々と意見交換をしながら、アイディアを出し合って、解決の糸口を見つけていければと思います。

塩尻市社会福祉協議会の百瀬所長には、お忙しいところお時間を作っていただき、色々と勉強させていただきました。本当にありがとうございました。

重度訪問介護について学ぶ勉強会

9月4日、えんてらすにて「重度訪問介護について学ぶ勉強会」を開催しました。

全国で重度訪問介護事業を全国展開している「ホームケア土屋」長野事業所の西澤様をお招きし、重度訪問介護はどんなサービスなのか、どんな方が利用可能なのかなど、重度訪問会議についての基本的な部分を分かりやすく教えていただきました。

障害があるお子さんの保護者の方たちだけでなく、障害者福祉に携わっている方たち、市議会議員の方など、たくさんの方に参加していただき、とても有意義な勉強会となりました。

参加した保護者の方たちから、「今後も、こうした勉強会を通して、福祉の制度についてしっかりと学びたい」という声をいただきました。今後も、色々な勉強会を開催していきたいと思います。

西澤様、本当にありがとうございました。

ヒンメリワークショップ

9月3日、放課後等デイサービス「えだまめ」で、ヒンメリワークショップが開催されました。

講師は、松本市在住のヒンメリ作家etelaさん。当日は、息子さんもお手伝いに来てくれ、とても分かりやすく教えてくださいました。

ヒンメリとは、フィンランドの伝統装飾であり、麦わらで作る幾何学形を組み合わせたモビールのことです。放課後等デイサービス「えだまめ」を運営しているアルプス福祉会が、ヒンメリに使用されるライ麦を栽培していることから、etalaさんと以前から繋がりがあり、今回のワークショップが実現しました。

今回は、親子イベントとしての開催でしたが、普段、育児などでなかなか何かに没頭することができないママたち、そして、高学年のきょうだい児の子どもたちが、作品作りに没頭していました。

小さい子どもたちは、パパたちと近くの公園で仲良く遊び、パパ同士の交流もできたようです。

etela 峰村さん、そして、お手伝いに来てくださった「えだまめ」の先生方、ボランティアの方、楽しい時間を、本当にありがとうございました。

*etelaさんのaは、本来上に点が二つ付くウムラウトのaです。