勉強会「介護者の身体の使い方」

9月8日(日)、「介護者の身体の使い方」勉強会を行いました。

アルプス福祉会常任理事でもあり、理学療法士でもある放課後デイサービス『えだまめ』の中澤さんと看護師の鳥山さんに講師として来ていただきました。

ボディメカニクスという介護負担を軽減させるために余分な力を使わず無理のない姿勢で介護する技術を教えていただきました。
なかなかこういうことを誰かに教わることなく我が子を介護することになり、自己流で次第に大きく重くなる我が子の介護に奮闘するお母さんたちにとっていい学びの機会になりました。

また、アルプス福祉会にお子さんを通わせている先輩ご家族から、補助具(スライディングボード)を使うことや、
「家族だけで頑張りすぎず、福祉サービスを利用して無理なく生活していくといい。自分の身体も大事にしてください」
との暖かい応援のメッセージもいただきました。

中澤さん、鳥山さん、先輩ご家族のみなさま、ありがとうございました!

塩尻市「福祉のしおり」勉強会

7月19日(金)、塩尻市の保健福祉センターで、福祉支援課の方たちに「令和6年度 塩尻市障がい者福祉制度のしおり」の勉強会を行っていただきました。

今使える制度、高校卒業時に切り替わる制度、二十歳になるときに必要となる手続きなどを教えていただきました。「その制度、うちの子も使えるの?」と、勉強会の後に早速窓口に行って手続きをした方たちもいました。

制度は毎年少しずつ変わってきており、確実に良くなってきていると感じました。これも、私たち当事者の声を拾い上げ、制度を見直してくださっている行政の方たちのおかげです。

一方で、まだまだ制度の狭間で苦労している方たちもいることが明らかになりました。今回は、こうした方々の声にも耳を傾けていただくことができました。

貴重な時間を割いて、私たちのために勉強会を開いてくださった塩尻市役所の皆様、本当にありがとうございました。

「第1回 まめまめまつり」開催!

7月6日(土)、塩尻市のえんてらすにて、「第1回 まめまめまつり」を開催しました。

このイベントは、障害がある子もない子も、誰もが同じ空間で楽しめるイベントを!という思いで開催しました。また、医療的ケアがあったり障害の特性により人混みが苦手なお子さんとご家族のために、専用の時間を設け、安心して過ごせる工夫もしました。

当日は20家族ほどが遊びに来てくれ、スーパーボールすくいや射的などを楽しんでいました。

同じゲームに何度も挑戦する子もいて、抱えきれないほどの景品を嬉しそうに持って帰っていく姿がとてもかわいかったです。

このイベントを通じて「まめまめの会」のことを知り、家族会員やサポーター会員として仲間入りしてくださった方々もいて、嬉しく思いました。

ボランティアとして来てくださった皆様、出店してくださった「森のこびと」さん、本当にありがとうございました。

「レスパイトケアはちもり」さんの視察

7月3日(水)、まめまめの会の会員8名で、朝日村にある「レスパイトケアはちもり」さんの視察に行ってきました。

「レスパイトケアはちもり」さんは、生活介護事業所、B型事業所、放課後等デイサービス、グループホーム、相談支援、ショートステイと、多岐にわたった障害福祉サービスを行っているということでした。

B型事業所に通われている方たちのお仕事の場として、パン工房、お菓子工房、食事処、農作物の栽培、リサイクル、委託作業など、たくさんのお仕事があり、それぞれの方に合ったお仕事をされているということでした。

昨年10月に開所したばかりのグループホームは、日当たりが良く、窓からの景色も良く、居心地の良い住居になっていました。また、住んでいる方々一人一人に合ったサポートができるよう、掲示物などが工夫されていました。

視察の後は、食事処でお昼ご飯を食べさせていただきました。500円の日替わり定食は品数が多く、びっくりしました。食事処は、朝日村の中心地にあり、地元の方たちもたくさんいらっしゃっていました。

パンやクッキーをお土産用に買わせていただきましたが、どれも美味しく、また買わせていただきたいと思いました。

お忙しい中対応してくださったスタッフの皆様、ありがとうございました。

アルプス福祉会さんの視察

6月18日、松本市にある「社会福祉法人アルプス福祉会」さんの視察に行ってきました。

生活介護事業所の「コムハウス」「ねくすと」、グループホームの「ことぶきの家」「きずな」を視察させていただきました。

アルプス福祉会は、30年以上前から「どんなに重い障害があっても、誰もがあたり前にくらせる街」を目指し、運営されてきました。小さな作業所としてスタートしたアルプス福祉会が、たくさんの方々の熱い思いによって社会福祉法人になり、今に繋がっているというお話を聞かせていただき、胸が熱くなりました。

また、アルプス福祉会は、どんなに重い障害があっても「はたらく」ということを大切にされていました。オールマイティに色々な作業ができる方もいれば、その方にしか扱えない機械を使って作業をされている方もいるということで、びっくりしました。ここで作られている麦ストローは、「ジブリ美術館」のカフェで長年使用されているということです。

グループホームの食事もすべて手作りで、住んでいる方の誕生日にはスペシャルメニューが出たり、週末はアルプス福祉会の居宅介護を使ってお出かけに行くことができたりするなど、住んでいる方たちの生活を大切にされていることが分かりました。

まめまめの会の子どもたちが住んでいるこの地域に、アルプス福祉会さんがあってよかった!と、改めて感じた視察でした。

お忙しい中対応してくださったスタッフの皆様、快く私たちを迎え入れてくれたなかまの皆様、ありがとうございました。